『きよしこ』
昨日のこと。
うちの子が「お父さんが貸してくれた本読み終わったから、次の本を貸して」と言ってきました。
もともと、あまり読書好きではなかったのを、「これ、読んでみたら」と奨めたのが、重松清著 『きよしこ』(新潮文庫、今ここに同書がないので頁数・定価は不明)です。
重松清氏の小説は、10冊弱ほど読んでいますが、多くが小学生・中学生を主人公とした作品であり、子どもも共感する部分があるのでは、と思って奨めました。
『きよしこ』は、どもりに悩む少年の、小学生から中学生に至るまでの成長を、冒険や友情、恋などテーマに綴る短編の連作です。おそらくは、筆者自身の実体験が基になっているのだろうと推察しています。
子どものみならず、大人が読んでも、どこか思い当たる節のある、どこか懐かしさを覚える作品ではないでしょうか。
ちなみに、重松清氏の作品は、最近、中学入試問題で扱われることも多いようですので、中学受験をお考えの方は要注意の作家と言えるかもしれません。
もちろん、受験を抜きにしても、重松氏はお奨めできる作家です。
さて、この『きよしこ』の次に、私がうちの子に渡した本は・・・・・・それはまた次の機会に。
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