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2008年09月04日

北海道ツーリングの思い出(6)・美幌峠

 学生時代の北海道ツーリングの思い出話、その6です、ね。

 さて、網走の民宿で相部屋となった会社員さんと別れを交わし、私は内陸方面へとバイクを走らせました。

 網走湖を右手に眺めながら、まずは美幌町を目指します。

 美幌町で分岐の道を確認し、国道243号へ。

 ちなみに、当然ですがバイクに乗っていると、片手で地図を開く、なんてことはできません。

 では、どうやって道を確認するか、と言いますと、予めコピーをとった地図をタンクバッグ(二輪車のタンクの上に乗せる専用のバッグです)のビニールポケットに挟み込み、走りながら時折下に目をやっていました。

 ですが、コピーの範囲を過ぎてしまったり、込み入った道での分岐では、一度バイクを停めて、コピーを入れ替えたり地図を開いて道を確認します。

 今では二輪車用のカーナビもあるようですね。便利だろうなぁ。


 閑話休題。話を戻します。

 国道243号を走る私は、とても期待に胸をふくらませていました。

 というのも、これから向かう先は、この北海道ツーリングでも、メインイベントと考えていた地域だったからです。

 直線に近いけれど、ゆるやかな曲線もまとう国道243号は、ゆったりとしてとても心地よい道。

 途中、何台か地元ナンバーの二輪車に先を越されますが、飛ばしすぎることなく、静かに高鳴る鼓動を味わいながら、道を往きます。

 牧場地や畑を抜け、少しずつ現れる傾斜。

 勾配はゆるやかで、少しスロットルを回して、愛車はスムーズに駆けていきます。

 低木の野が広がる中、大きなカーブを越えて、峠に到着。

 美幌峠です。

 峠の先、眼下に広がるのは、屈斜路湖を中心とする雄大な風景。

 思いのほか大きな屈斜路湖に、息を呑みます。

 事前の予備知識で、美幌町側から登って観る、美幌峠からの眺望の素晴らしさは仕入れていましたが、実際に目にするその景色は、期待を超越する素晴らしいものでした。

 峠にバイクを停め、さらに上の展望所まで歩きます。

 眼下に展開する一大パノラマ。

 湖と、そのほぼ中央に浮かぶ中島。

 さえぎるものなく目に映る屈斜路湖の風景は、北の大地たる北海道の雄大さを象徴する姿であったように思います。

 後年、奥さんを連れて美幌峠に登ったことがありますが、残念ながら霧で視界が開けず、この景色を見せることができませんでした。

 いつか、機会があれば、家族で再び訪れたい場所です。

   


Posted by マンボウくん at 22:44Comments(0)北海道ツーリングの思い出話