2008年08月28日

北海道ツーリングの思い出(3)・自宅~舞鶴フェリー埠頭

 学生時代の北海道ツーリングの続きです。

 最初に書いていませんでしたが、大学3年の夏、お盆近くまでアルバイトをして、旅行の資金を稼ぎました。

 「北海道を走ってみたいなぁ」と漠然とした希望はもっていましたが、距離といい、旅費といい、学生の身分ではそうそう実現できる夢ではないと思っていました。

 しかし、ある日、決めたのです。

 「北海道に行くぞ!」と。

 そこで夏休み前半をバイトに励み、同時にツーリングの準備を進めていきました。

 ツーリングの予定は約2週間。

 野宿もするかも、とシュラフや安価なアルミ食器を買い、大きなバッグも買いました。

 あとは地図を見て、大まかに道程を考えていました。

 出発の朝。

 興奮からか、眠りは浅いものでした。

 あだ明けやらぬ午前4時過ぎ、自宅を発ちました。

 確か、山口までは下の道を走り、その後、中国自動車道に入りました。

 高速は兵庫県・滝野社インターまで、およそ500km。

 残暑の厳しい中、単調な道をひたすら走りました。途中、どこかのSAで昼食をとりましたが、暑さによる体力消耗のためか、あまり食べられなかったのを覚えています。

 インターを降りたのは夕方4時くらいでしょうか。そこからさらに100キロメートルほど、峠を越えて若狭湾の舞鶴港を目指します。

 港に着いたのは、何とかフェリーの出発に間に合う午後7時過ぎ。

 あたふたと乗船手続きを済ませたあと、鉄のスロープでの転倒に注意しながら船内にマシンを乗せ、重い荷物を降ろして船室へ。

 2等寝台の狭いベッドに荷物を押し込み、ようやく横になりました。

 この日は走行は700km以上。

 1日における走行距離としては、1番か2番ではないでしょうか(四輪含む)。

 とにかく、暑くて、きつかったなぁ。走りながら戻しそうになりましたからね。


 暑く、長い一日。
 
 これが、北海道ツーリングのホントの初日の話です。

 

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