2008年06月10日

『きよしこ』

 昨日のこと。

 うちの子が「お父さんが貸してくれた本読み終わったから、次の本を貸して」と言ってきました。

 もともと、あまり読書好きではなかったのを、「これ、読んでみたら」と奨めたのが、重松清著 『きよしこ』(新潮文庫、今ここに同書がないので頁数・定価は不明)です。

 重松清氏の小説は、10冊弱ほど読んでいますが、多くが小学生・中学生を主人公とした作品であり、子どもも共感する部分があるのでは、と思って奨めました。

 『きよしこ』は、どもりに悩む少年の、小学生から中学生に至るまでの成長を、冒険や友情、恋などテーマに綴る短編の連作です。おそらくは、筆者自身の実体験が基になっているのだろうと推察しています。

 子どものみならず、大人が読んでも、どこか思い当たる節のある、どこか懐かしさを覚える作品ではないでしょうか。

 ちなみに、重松清氏の作品は、最近、中学入試問題で扱われることも多いようですので、中学受験をお考えの方は要注意の作家と言えるかもしれません。

 もちろん、受験を抜きにしても、重松氏はお奨めできる作家です。

 さて、この『きよしこ』の次に、私がうちの子に渡した本は・・・・・・それはまた次の機会に。


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Posted by マンボウくん at 21:43│Comments(2)本の話
この記事へのコメント
  私も、重松清さんの本、読みましたね。何冊も・・
  今の子供達の世界よく書いてありますね。
Posted by アランカアランカ at 2008年06月10日 22:20
アランカさん、こんばんは。

子どもに本を貸したのは、1年以上前・・・・・・。
なかなか読書しないので、困りものです。
Posted by マンボウくんマンボウくん at 2008年06月12日 00:19
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