2008年06月16日

『ステップファザー・ステップ』

 先日、子どもが重松清さんの『きよしこ』を読み終えたので、次の本を貸した、と書きました。

 その本とは・・・・・・宮部みゆき著『ステップファザー・ステップ』(講談社文庫・360頁・563円<読了時=1996年当時>)。

『ステップファザー・ステップ』

 宮部みゆきさんは、ミステリー・時代物・SFなど幅広いジャンルにおいて作品を上梓し、しかもそれらいずれもが専門とも言えるほど読者を魅了する作品に仕上がっている、当代随一の人気作家の一人です。

 彼女の作品を読むにつれ、この作家は、執筆するにあたっては綿密な事前準備・取材・資料収集・調査をしていることが推察されます。

 一言で言えば、“多才な作家”と表現できるのかもしれませんが、下地の確かさが窺える、裏切られることの少ない作家と思います。

 話を表題の作品に戻しますと、この『ステップファザー・ステップ』は、ちょっと変わった(?)中学生の双子の兄弟と、ひょんなことから彼らの父親代わりをすることになった泥棒、この3人が遭遇する事件を綴る短編連作集です。ちなみに、確か“ステップファザー”とは、“継父”の意味です。

 軽妙でユーモアに満ちていて、子どもでも楽しく読める作品、ということで、子どもにも奨めてみました。さて、今度は読み終えるまでにどのくらいかかるでしょうね。

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Posted by マンボウくん at 20:25│Comments(0)本の話
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