2008年08月01日
宮部みゆき 『火車』
宮部みゆき著 『火車』(新潮文庫・590ページ・743円<税別。1998年当時>)

新潮社主催の文学賞・山本周五郎賞に輝いた、宮部さんの秀作です。
文庫化されるのを待ち焦がれていた作品で、文庫新刊で購入し、すぐに読了しています(1998年2月)。
「電車が綾瀬の駅を離れたところで、雨が降り始めた。なかば凍った雨だった。どうりで朝から左膝が痛むはずだった。」
書き出しのこの一節。正確なフレーズとしては覚えてはいませんでしたが、なぜか強く印象に残っています。ストーリー全体を暗示するようなこの書き出し。簡単そうで、こうした表現はなかなかできないと感服した記憶があります。
他人になりすました人物を追っていく長編ミステリー。期待を裏切らない力作でした。
今、最近読書がブームになっている my 奥さんが、読んでいます。

新潮社主催の文学賞・山本周五郎賞に輝いた、宮部さんの秀作です。
文庫化されるのを待ち焦がれていた作品で、文庫新刊で購入し、すぐに読了しています(1998年2月)。
「電車が綾瀬の駅を離れたところで、雨が降り始めた。なかば凍った雨だった。どうりで朝から左膝が痛むはずだった。」
書き出しのこの一節。正確なフレーズとしては覚えてはいませんでしたが、なぜか強く印象に残っています。ストーリー全体を暗示するようなこの書き出し。簡単そうで、こうした表現はなかなかできないと感服した記憶があります。
他人になりすました人物を追っていく長編ミステリー。期待を裏切らない力作でした。
今、最近読書がブームになっている my 奥さんが、読んでいます。
Posted by マンボウくん at 23:58│Comments(0)
│本の話