2007年09月07日

私も若かったのです、昔は。

もうすぐ21:00。
今日はいつもより帰宅が遅くなっています。
これから片付けて、帰宅の途につきます。
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以下は当社HPの7月30日の日記からの転載です。
日記というより、思い出話(?)ですかね。
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 本日は“愛読書”の続き。

 さて、若干回り道をしつつ大学に入ったあと、「大学生になったからには、それなりの本を読むべし、読むべし」と、意気込んでいた小生。

 その意気込みのまま書店に赴き、岩波文庫の思想書などちょっとおカタい本を何冊か買い込んだものの、あっさり挫折。いわゆる空回りってヤツですね。その時の書物は、きっと今も本棚の奥の奥に眠っているはずです。

 で、その頃何を読んでいたかな、というと、夏目漱石や森鷗外に芥川龍之介、それに宮沢賢治も。

 有名どころばかりですね。こうして今も残る偉大な作家の名を挙げると、「オレって、文学青年だった!?」と勘違いしそうになりますが、それはナシ。ホントに文学青年だったら、もうちょっとマシな文章を書いているはずです。

 今、大学の先生にも「キミ、文章下手だね」って言われたことを思い出しました。すっかり忘れていたのに・・・・・・チキショー(涙)。

 涙は拭いて、本筋に戻ります。

 上の作家たちの作品の中で、とくに繰り返し読んだのが漱石の『こころ』。

 最初に読了したのは高校生の時でしたが、大学に入ってからも3、4回は読んだでしょうか。それも、もう寝ようかという時刻に読み始め、途中で止められずについつい明け方近くまでかけて読み終えてしまう、という具合に。ちょっと“暗い”ストーリーですが、何故かしら惹きつけられたんですね。さすが文豪。

 芥川龍之介は短編が多いので、作品数としては結構読んだ、気がします。

 鷗外も『舞姫』や『高瀬舟』『阿部一族』など、主要作品は読了していますね。ちなみに、鷗外は、私が中学生の頃愛読していた星新一さんの大伯父に当たるのかな。でも、作風はまったく別ですね。

 宮沢賢治は一時期ハマってました。小説はもとより、作品を原作とした絵本まで買ったりして。書店の絵本コーナーで何冊も絵本を立ち読みする大学生。絵的にあまり美しくないですね。というか、ちょっと怪しいかも。

 ちなみに、当時購入した絵本はこれまた、本棚の奥のどこかで眠っているはず。探して子どもにあげるようかな。

 さて、本の話をしてはいるものの、当時の私は「趣味」の欄に堂々と“読書”と書けるほどの読書家ではありませんでした。ですが、それから間もなく私の中で「第一次読書狂時代」とも言うべき、本にのめりこむ時代を迎えます(第二次は未だに迎えておりませんが)。

 その話はいずれまた。


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アイウィッシュアカデミーのHPの
“マンボウくんのひとりごと”には、当ブログ掲載前の7月からの
日記があります。
お時間あればお立ち寄りください。

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Posted by マンボウくん at 20:59│Comments(0)本の話
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