2007年09月25日

可及的速やかに、って感じでいいですか?

 先日、宮部みゆきさんの作品をよく読んでいた、という話をしましたが、宮部みゆきさんの作品は、文庫本で20冊から30冊ほどは持っていると思います。宮部さん以外にも、同じように10冊以上のコレクションがある作家さん、おそらく20人は下らないと思います。

 このように愛好する作家さん、および、そうした作家さんの作品がmy蔵書に増えるにつれ、ちょっと困ることも起きます。

 小生、ふらっと書店に出向くと、ほぼ毎回、文庫コーナーに足を運びます。そして、新刊本をざっと眺めるほか、“○○さんの本でも買おうかな”と愛読する作家さんの作品を探すこともよくあります。

 そこで書棚をめぐり、目的の作家さんの作品群が並ぶ書棚にたどり着くわけですが、本のタイトルを見て、「ウ~ン」と腕組みをすること、少なくありません。

 というのは、小生、読了した本のタイトル、つい忘れてしまいがちなのです。

 もちろん、特に印象に残った本については、タイトルもばっちり頭に入っていますが、中にはそうではない本も時々ありまして・・・・・・。そうした本は、失礼ながら、時の流れと共に、タイトルがうっすらとフェードアウトしていったりしてます。

 特に『続○○○』や『続々○○○』『続々々○○○』なんていうシリーズ化している作品群は要注意です。どこまで読んだのか定かでなくて、書店で立ち往生することしきりです。最近では、塩野七海さんの『ローマ人の物語』シリーズがそう。

 今も文庫本の刊行が続いていて、確か17、8巻くらいまでは読んでいるのですが、その先どこまで購入済みかが「?」になっています。ですので、書店で同シリーズの本を見かけても、それを買っているのかいないのか、がわからず購入を見送っている状態です。

 このように、割と慎重派である小生ですが、失敗はあります。

 最近では今年の春。それこそ宮部みゆきさんの作品で、書店で新刊の文庫本を見つけたので、中身は確認せず、上下巻の2冊を購入しました。

 “新刊なのでウチには持っていないはず”という先入観がクセ者でした。

 数日後、その文庫を読んでいると、「ン!? コレ、なんか覚えがあるゾ・・・・・・」。

 その本、多分10年近く前に、今回購入した出版社とは別の出版社で文庫として出されていた作品でした。

 文庫の場合、たまにこのように複数の版元から刊行されることがあり、“新刊だから大丈夫だろう”と油断していると、今回のような失敗があり、「あちゃー」と落ち込みます(ちょっとですが)。

 そんなこんなで、持ち数が多い作家さんについては、作品(蔵書)リストを作って持ち歩こう、とその時は考えるのですが、未だ作品リストを完成して陽の目を見たことはございません。

 何故かと申しますと、作品リストを作るには、まずあちこちに散らばる文庫本を集め、書棚を整理し、すべて作家順に並べないといけないじゃないですか。生来無精者の小生。なかなか重い腰が上がらないんですよねぇ・・・・・・。

 まぁ。作品リストが無くっても、小生が本の内容を覚えていればダブって購入することは無いんですけどね・・・・・・でも、そっちも最近は怪しいし、やっぱりリストを作るべきかも。

 よし、これを機会にやってみるかな。ウン、やってみるかぁ。

 ということで、結果は、また報告します(いつになるかはわかりませんけれど)。

*****************************************
アイウィッシュアカデミーのHPの
“マンボウくんのひとりごと”には、当ブログ掲載前の7月からの
日記があります。
お時間あればお立ち寄りください。

同じカテゴリー(本の話)の記事画像
宮部みゆき 『火車』
井上靖『しろばんば』
『レベル7』
『魔術はささやく』
『ステップファザー・ステップ』
『青が散る』
同じカテゴリー(本の話)の記事
 今夜が遅いのは雑用で。 (2011-09-15 02:37)
 選ぶ時間も楽しいです。 (2011-06-21 23:59)
 重松清『いとしのヒナゴン』 (2008-11-17 01:48)
 久しぶりに読んでいます。 (2008-11-15 01:13)
 宮部みゆき 『火車』 (2008-08-01 23:58)
 井上靖『しろばんば』 (2008-06-25 23:32)

Posted by マンボウくん at 14:45│Comments(0)本の話
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。